アンカーの抜き方【プラティパスアンカー土砂災害応急システム】

皆さんこんにちは!
プラティパスアンカー土砂災害応急システムは、販売当初より、おかげ様でたくさんのご注文を頂いております。

それと同時に製品に関するお問い合わせも多く頂くようになりましたので、改めて詳しく解説いたします!

まず本日は、アンカーを使用されるお客様からお問い合わせが特に多い、打ち込み途中のアンカーの引抜き方について質問を詳しく説明していきます!

プラティパスアンカー土砂災害応急システム 施工をし直す方法

Q: アンカーの打ち込み途中、土の中で礫に当たりました。
違う箇所へ打込み直したいが、どのように引き抜けばよいですか?

アンカーは、ブルーシートを抑えたい場所にピンポイントで打ち込むことができ、法面の凹凸にそって施工しやすい点がメリットのひとつです。

しかし、土壌の中には礫や岩がある場合もあります。
また地域によって土質が異なるため、打込み棒が地中へ入っていきにくい場合もあります。

そのような場合に知っておくと便利な対応策をご紹介します。

事前対策:打込み棒のみで試掘を行い、礫の有無を確認

 
まず、アンカーで施工を行う前に、打込み棒のみで試掘することを推奨しています。

打込み棒のみで試掘を行えば、礫や岩の有無が確認でき、障害物がある場合には打込み箇所を事前に変更することができます。

試掘する際は、打込み棒が約40㎝以上打込むことができるか確認しましょう。
プラティパスアンカー土砂災害応急システムの打込み棒 推奨する打込み深さ

A:アンカーに打込み棒をはめたまま引抜く

 
試掘を忘れていた、または試掘を行っても打ち込み途中で礫や岩に当たってしまった、というケースもあります。

その場合は、アンカーが展開する前、つまり「打込んだ時と同じ状態」で引き抜けば、元通り掘り起こすことができます。

そのためには、アンカーに打込み棒をはめたまま一緒に抜きましょう。そうすることでアンカーが逆T字に展開せずに、真っ直ぐ引き抜くことができます。

打込み棒がアンカーにはまった状態で、ワイヤーと打込み棒を同じタイミングで垂直に引き抜く!

災害後、すぐに応急処置ができる環境づくりが大切

 
自然災害は、いつどこで発生してもおかしくない時代です。

災害復旧を行われる土木建設業者さんやボランティアの方々も、毎年どこかで発生する災害に対応するのに精一杯で、ひとつひとつの被災地に時間をかけていられない現状が続いています。

自然災害に打ち勝っていくためには、土砂災害応急システムのように「応急処置の性能が十分にあり、人手は最小限で施工できるアイテム」を事前に備えていくことが対策のひとつとなるでしょう。

アンカーは、地域の備蓄倉庫などに保管しておくことで、いつでも施工に取り掛かることできます。お気軽にお問い合わせください。